本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
壁量チェックで計算対象となる区画を指定・変更したい。
バルコニーを床倍率の計算対象から除外したい。
壁量チェックにおける様々な計算の算定根拠となる、対象区画について、指定・選択できるようになっています。 ・バルコニーの範囲を床倍率計算の対象に含める(含めない) ・外部領域を必要壁量の算定対象面積に含める(含めない) といったものを指定できます。 |
||
例えばバルコニーが床倍率検討の対象に含まれていると、このように耐力壁線や存在床倍率の算定に大きく影響します。 ※バルコニー領域が対象に含まれているため、バルコニー前面の手摺に耐力壁線(黄色)を 認識し、必要床倍率および存在床倍率の算定に影響している |
||
バルコニーの領域を2階の床倍率検討の対象から外す操作を例に、手順を説明します。 |
||
[手順] ① 壁量チェックプログラムで (計算対象属性)をクリック *画面右側に区画の一覧が表示されます *区画に色が塗られ一覧で「●」になっている区画領域が、算定対象に含まれていることを 表します ② 操作対象を2階に切り替え、一覧の「性能表示/床倍率」をクリック ③ 一覧のバルコニー[●]をクリック、または平面表現のバルコニー領域そのものをクリック *バルコニーが対象から除外されます |
||
[注意] 床倍率検討において計算対象区画を変更した場合は、あらためて「耐力壁線自動配置」を実行してください。「耐力壁線自動配置」を行うまでは、床倍率の検討結果に計算対象属性の変更の内容が反映しません。 |
||
今回の例では、バルコニー領域を除外した上で「耐力壁線自動配置」を行うと、このようになります。 *バルコニーを除いた領域で床倍率の算定を行うことで基準をクリアしました |
||
[参考] バルコニー領域を床倍率の対象から除外することで、下層階の床倍率算定にも影響があります。 対象から除外したバルコニーの下層階領域の床倍率検討において床構面を含めるには、任意倍率床を配置してください。 ※任意倍率床の配置方法についてはこちらをご覧ください。
|