基礎の外皮面積について、基礎部は、原則として水平投影面積が外皮面積となり、基礎壁(基礎の立ち上がり部)は外皮面積とはなりません。 |
ただし、基礎天端高さがGL+400を超えている場合、GL+400から上部は、基礎壁(基礎の立ち上がり部)を外皮面積として参入するという規定があります。
この場合、外壁部分と基礎壁部分は熱貫流率が異なりますので、外壁の面積と基礎壁の面積を別々に算出します。基礎壁については、外壁同様、熱貫流率も算出します。 |
この規定に基づき、外皮性能計算では、基礎の天端高さがGL+400を超える部分については、「外壁[基礎高400mm超部]」として計算されます。
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基礎の高さの基準は、外皮性能計算で選択している計算モードにより異なります。 |
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■簡単モードの場合 |
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高さ設定の「階基準高さ」で設定している「基礎高さ」で設定されている数値から400mmを超える部分が、「外壁[基礎高400mm超部]」として計算されます。
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■通常モードの場合 |
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高さ設定の「階基準高さ」で設定している「1階階基準」から、外皮性能計算の「横架材高さ」で設定している「土台」の高さを引いた数値のうち、400mmを超える部分が、「外壁[基礎高400mm超部]」として計算されます。
<高さ設定の階基準高さ>
<外皮性能計算の横架材高さ>
※外皮性能計算では、基礎パッキンの高さは「土台」の高さに含めて計算してください。
※「横架材高さ」の「土台」の高さを0とした場合は、その分が外壁一般部に含まれますので、上記の簡単モードと同じ扱いになり、高さ設定の「階基準高さ」で設定している「基礎高さ」で設定されている数値から400mmを超える部分が、「外壁[基礎高400mm超部]」として計算されます。
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どちらの計算モードの場合でも、初期は、「断熱仕様①」の外壁の基礎部で設定している仕様が反映されますが、部材設定一覧で、個別に変更することもできます。
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【出典】
一般社団法人 日本サステナブル建築協会「住宅・建築物 省エネルギー基準」 |