本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
庇相当物を設定した際の高低差と水平距離の位置根拠を知りたい
庇相当物が屋根である場合と、プラン図で配置する庇部品等によるものである場合とで、分けてご説明します。 |
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■庇相当物が屋根面の場合 |
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AD-1で作成した立面図での位置を下記に示します。 |
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【庇相当物の高低差】 | |
立面図の仕上の表面(一番上)から、窓上端(窓の開口部分で、サッシを表す真ん中の線)までの垂直方向の距離【高低差A】から、外皮性能計算の「庇の設定」で勾配屋根に設定している軒先下がりの数値を引いた距離となります。 妻側に開口部があり、開口部の上が勾配屋根の場合は、開口幅の中心の位置ではなく、勾配屋根までの距離が一番高い位置の高さを見てきます。 立面図は屋根伏図で設定した軒先厚・屋根厚(勾配に対して垂直)で作成されますので、破風の下端の高さとは異なります。 |
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【庇相当物の水平距離】 外壁の壁面から軒先までの【水平距離A】となります。 ※平面詳細図で壁の厚みを設定している場合は、外壁外側の設定数値が考慮されます。 |
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■庇相当物をプラン図で配置している場合 |
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プラン図の付属品から配置している庇やフラワーボックスについては、配置している部品によって異なります。 |
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【庇相当物の高低差】 配置しているそれぞれの付属品の下端から窓上端(窓の開口部分で、サッシを表す真ん中の線)までの垂直方向の距離【高低差BやC】となります。 |
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【庇相当物の水平距離】 付属品の庇(霧除)・庇(現場作成サッシ)・フラワーボックスは、それぞれ外皮性能計算の「庇の設定」の外壁面からの出幅で設定している数値で自動計算されます。 庇(勝手口)および庇(現場作成勝手口)も、外皮性能計算の「庇の設定」の外壁面からの出幅の「庇(現場作成サッシ)」で設定している数値で自動計算されます。 庇(シャッターボックス)は、設定している「奥行き」の数値で自動計算されます。 |
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※庇(シャッターBOX)の奥行きは、取り付けている建具を右クリックして表示されるスマートメニューの窓まわりで、確認や変更ができます。 庇部品やフラワーボックス部品・現場作成フラワーボックスは、プラン図で配置したサイズで、出幅が自動計算されます。 ※バルコニーおよびバルコニー部品も、プラン図で配置したサイズで、出幅が自動計算されます。 |
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