本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
窓の日射熱取得量の計算に必要な取得日射量補正係数の計算方法を設定したい
窓に庇の有無を設定したい
窓の日射熱取得率は、窓ガラスの日射熱取得率に日除けや日射の入射角による特性を考慮した低減係数を乗じて求めます。 |
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a)庇がある場合 |
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■方法1: | 決められた値を取得日射量補正係数とする 定数を用いる場合の取得日射補正係数 冷房期:fC=0.93、暖房期:fH=0.51 |
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■方法2: | 日除け(庇)の窓からの高さや出寸法より計算式で求める 【簡略法】 | |
■方法3: |
日除け(庇)の窓からの高さや出寸法と、「f1、f2を求めるための数表」を用いて 計算する 【詳細法】 |
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[参考] |
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b)庇がない場合 |
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■方法1: |
決められた値を取得日射量補正係数とする【庇等がある場合と同様】 | |
■方法2: | f1、f2を求めるための数表を用いる | |
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MADRIC・AD-1の外皮性能計算では、庇の有無を一括で設定ができます。 「設定(S)」メニューの「計算条件(C)」で、設定または変更します。 ↓ |
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■庇等を考慮する | ||
庇相当物の位置、出寸法を考慮して取得日射量補正係数を計算します。 ・「庇等を考慮する」を選択すると、庇相当物の有無を建物形状により自動判断します。 庇「有り」と判断された窓は、詳細法・簡略法・定数のうち、指定した方法で取得日射量補正 係数を計算します。 ・庇「無し」と判断された窓は、表・定数のどちらか指定した方法で取得日射量補正係数を計算します。 |
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■庇等を考慮しない | ||
全ての開口部に庇相当物は設けられていないものとし、取得日射量補正係数は「定数」を使用します。 |
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計算方法を指定し、「OK」をクリックすると、配置しているすべての窓に一括で設定または変更されます。 | ||
また、配置している窓毎に庇の設定を変更したい場合は、一括で設定後、部材設定一覧で個別に変更ができます。 部材設定一覧の「開口」タブを開き、個別に変更設定したい窓の「庇有無」と「取得日射量補正係数の計算方法」欄で、選択肢から当てはまる項目を選択して変更します。 | ||
【出典】 一般社団法人 日本サステナブル建築協会「住宅・建築物 省エネルギー基準」 |