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太陽光発電シミュレーションで算定される「予測節約電気料金」について、算定根拠を知りたい。
太陽光発電シミュレーションで試算される「(年間)予測節約電気料金」とは、太陽光発電により生産した電力のうち「①余剰電力の売電料金」と「②自給自足(自家消費)分の電気料金」を足したものになります。(②は電力会社から購入・買電せずに済むので節約料金に含めています) |
算定例で示しますと、 |
次の条件として (A)年間発電量(生産電力)=3,000kWh (B)売電率=30% (C)余剰電力買取単価=38円/kWh (D)電力購入単価=24円/kWh (※備考) |
①余剰電力の売電料金=(A)年間発電量×(B)売電率×(C)買取単価 =3,000 ×30% × 38 =34,200(円) ②自給自足(自家消費)分の電気料金 =(A)年間発電量×(100-売電率)×(D)購入単価 =3,000 ×70% × 24 =50,400(円) 予測節約電気料金=①+②=84,600円 となります。 なお、上記算定例では1年間分をまとめて計算していますが、実際の太陽光発電シミュレーションの帳票では、毎月の発電量から月ごとに節約料金を算定したものを合計しています。 |
[備考] 電力購入単価について 電力購入単価は、シミュレーションの条件として指定する「電力会社と電灯契約の種別」などによって自動計算されます。 その金額は「11年目以降の売電単価」(の初期値)として表示され確認できます。11年目以降の売電単価はテンプレートによっては変更可能ですが、電力購入単価としては初期値の金額がそのまま適用されます。 |