本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
外構図で塀やフェンスを勾配なりに配置できない。
外構図で、敷地や道路に高低差をつけたり勾配をつけることができ、それらにあわせて塀やフェンスを配置することができます。 このとき敷地・道路の勾配にあわせて塀を配置しても、塀が勾配なりにならない場合は、塀の配置モードを確認します。 |
■ブロック塀・フェンスの配置モード |
外構図でブロック塀・フェンスを選択し配置する際に、画面上部にそれらの配置モードのアイコンが表示されます。 |
このときどのアイコンが押されているかによって、ブロック塀・フェンスを配置する際の動きが決まります。 |
◆勾配なり配置 と
平面基準配置 (勾配なり配置)を選択すると、塀は配置起点と終点のそれぞれの高さを認識し、勾配なりに配置されます。 (平面基準配置)を選択すると、塀は配置起点の高さにあわせて、(上端が)水平に配置されます。 |
*左側が勾配なりに配置したブロック塀、右側は平面基準配置で敷地勾配によらず水平に配置される |
また、段差のある箇所に塀・フェンスを配置するとき、どちらの高さにあわせて配置されるかについては、次の配置モードの違いによって決まります。 |
◆塀面配置 と 中心配置(2点) と
中心配置(3点) (塀面配置)を選択すると、最後に指示する方向に塀を配置します。塀が配置されている面が高さの基準になります。 (中心配置(2点))を選択すると、指示した位置にそのまま配置されます。塀を配置する方向に対して決まった側が高さの基準になります。 (中心配置(3点))を選択すると、指示した位置に配置され、最後に指示する方向の面を高さの基準とします。 |
*左側は「塀面配置」で配置され、高い面の方に配置した(奥)場合と、低い面に配置した(手前)場合 *右側は「中心配置(3点)」で配置され、高い面低い面の中心に配置されているが、高さの基準のみ変えてある |
[参考] 外構図で配置された塀・フェンスを拡大すると、塀・フェンスの端部に赤い点が表示されていることを確認できます。 この赤い点が、その塀・フェンスの高さの基準となります。 平面基準配置では片方(起点側)のみに赤い点があり、この位置の高さだけを利用します。 勾配なり配置では両端に赤い点があり、それぞれの高さを考慮して勾配なりになります。 また、塀の厚みに対して赤い点が中心からどちらか(この例では上側)に寄っています。 赤い点がある側が高さの基準となります。 ブロック塀・フェンスの高さがあわない場合は、この赤い点についても確認してください。 |
[注意] ブロック塀・フェンスのダイアログにある「配置基準」でGLを選択していると、配置モードの違いなどによらず、高さの基準はすべてGLに統一されるため、勾配なりにはなりません。 基本的には、配置面を配置基準として選択するようにしてください。 |