本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
外構図で建物配置、建物移動が使えない。
建物配置、建物移動のアイコンをクリックするが反応がない。
外構図の「建物配置」および「建物移動」は、プラン図で入力した間取りを移動して外構図で入力した敷地に対して位置を合わせるときに使用します。 「建物配置」は、建物の四隅のいずれかを基準として、直接マウス指示で建物の位置を指定する方法。 「建物移動」は、建物と敷地境界線の離れ距離を具体的な数値で指定する方法です。 |
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このとき、「建物配置」「建物移動」のいずれかのアイコンをクリックしても反応がない場合は、プラン図で1階の間取りが入力されていないか、入力されていても外郭線を正しく認識できていないことが考えられます。 | |
外郭線を認識できないケースとしては、次のような場合があります。 | |
①1階に全壁による区画が存在していない 1階をピロティ形式とするような建物で1階に区画を設けない場合や、ポーチ壁だけで区画を設定していると、外郭線を認識しません。 必ず、全壁で閉じた領域(区画)を作成するようにしてください。 |
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②外部の独立壁をポーチ壁で入力していない 通常の間取りの外部に、建物から離れた(独立した)壁を配置するとき、外部壁(ポーチ壁)ではなく全壁で配置していると、外郭線の認識に影響があります。 建物の外郭線より外側に壁を配置するときは、必ず外部壁を利用するようにしてください。 |
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[参考] ■全壁とポーチ壁(外部壁)について AD-1プラン図で配置する壁の種類には大きく分けて2種類あり、全壁や下がり壁・腰壁などの 「(通常の)壁」と、外部腰壁・外部下がり壁やポーチ壁などの「外部壁」の2種類です。 AD-1では、全壁で作図された間取りの最外周を「外郭線」と認識し、そこから外側に壁を配置するときは「外部壁」を利用することが基本ルールとなります。 ポーチ壁は外部に配置する全壁という位置づけになります。 |
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