本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
外部階段をうまく配置するには?(外部階段 降り口の設定)
AD-1で外部階段を配置する際のポイントについてご説明します。 |
|
外部階段の配置手順の概要は、 1.外部階段の区画(部屋名)を設定する 2.外部階段そのものを配置する 3.上階で階段の区画を設定する 4.外部廊下を配置する |
|
基本的には内部階段の配置と同様ですが、外部階段では、 ・設置高さ、下階床高さの設定 ・手摺種類の選択 ・上階での外部廊下との接続 といった点が内部階段とは異なり、ポイントになります。 |
|
次のような外部階段を配置するケースを例に、説明します。 |
|
■外部階段の区画設定 |
|
外部階段のための区画(部屋属性)を設定するためにポーチ壁などを使用しない場合は、「全開口」を利用して区画を仕切ります。階段の側面で壁が無い箇所には、階段手摺が自動的に付加されます。 部屋属性は、通常の階段とは別に「外部階段」がありますので、そちらを選択します。 1階 外部階段(最下階) 2階 外部階段(最上階) |
|
■外部階段の設置高さ |
|
階段を配置する際に、「外部階段」に切り替えると、「設置高」「下階床高」「上階床高」の数値が、外部階段仕様に変更されます。 |
|
「設置高」と「下階床高」には同じ値が設定され、これは階段を配置する階層の階基準(1階の場合は土台天端)からの相対高さを示しています。 外部階段は通常GL辺りから設置されているため、設置高さは階基準高さに対してマイナスの値になります。 |
|
<木造一般仕様階基準高さにおける外部階段の設置高さの例> |
|
上の画像のように、木造一般仕様では外部階段の設置高(下階床高)は、「-455」が初期値となり、GL上に設置される階段の高さとなります。 | |
仮に外部階段の登り口がポーチ上にある場合は、設置高および下階床高をそれぞれポーチの厚み分考慮した値とします。 例えばポーチの厚みが「200」であれば、階段の設置高は「-255」となります。 |
|
上階床高は、外部階段がどこに届いているかを考慮します。通常は「外部廊下」を上階に設置し、そこに外部階段が届くようにしますので、外部廊下の設置高さにあわせて外部階段の上階床高を設定してください。 初期値はいずれも「-100」となります。 |
|
■外部階段の手摺種類 |
|
外部階段の手摺種類は「縦格子」「縦格子(細)」「パネル」「箱型」「ハンドレール」の5種類あります。 階段の設定ダイアログで、右下の「詳細設定(S)」をクリックして、手摺種類を選択してください。 外部廊下にも同じ種類の手摺がありますので、揃えていただくことができます。 |
|
■外部廊下の配置 |
|
1階で外部階段を配置して、2階で階段の降り口となる個所には「外部廊下」を配置します。 *プラン図の(付属品)を選択し、(外部廊下)を選択。 |
|
外部廊下の設定では、設置高さを外部廊下の「上階床高」と揃えてください。 |
|
外部廊下の配置は、バルコニーと同様に「矩形配置」か「多角配置」で範囲を指定します。このとき外部に面している個所には手摺が生成されますが、階段の降り口と重なる個所は手摺を開口するようになっています。 |
|