本資料の内容は、次の製品およびバージョンに対応しています。但し、文章内は、一部の製品を例に記載しています。
接合部検討の結果、「※」と判定されてしまうが、どのような意味か教えて欲しい。
接合部検討の結果「※」と判定されるのは、以下のケースです。
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<柱頭・柱脚と横架材の接合部検討 告示の表による接合部金物の選択で※と判定される場合> |
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[状況] 1、2階とも出隅柱で、1階の柱に取り付く耐力壁の倍率が「4.0」を超える場合、告示の仕様規定に対応できる金物がないため、「※」と判定されます。 |
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[対処] 取り付く耐力壁の倍率を下げるか、N値計算でチェックします。 |
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<柱頭・柱脚と横架材の接合部検討 N値計算による接合部検討で※と判定される場合> |
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[状況] N値計算の結果、当該柱のN値が「5.6」を超え、必要耐力が「30.0kN」を超える場合、対応できる仕口の仕様に関する規定が一般に示されていないため、「※」と判定されます。 [備考] AD-1 Ver.7.0からは「35kN引き寄せ金物」が追加されたため、N値「6.6」を超える場合に「※」と判定されます。 |
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[対処A] 当該柱および上階の柱に取り付く耐力壁を見直し、N値が6.6(5.6)を超えないように調整する。 |
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[対処B] N値の計算結果に基づく必要耐力を満たす仕口(金物)を利用する。 ※この場合、図面編集で図面出力結果(接合部検討表)を直接編集して、その旨を記載してください。 |
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<胴差と通し柱の接合部検討 プラン図および筋違の入力状況により※と判定される場合> |
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[条件] 胴差と通し柱の接合部は、その仕様により「T1」「T2」「T3」のいずれかになります。 T1・・・通し柱の片側に胴差がとりつく場合 T2・・・通し柱の両側に胴差がとりつく場合 T3・・・通し柱と胴差の接合部の近くに90×90以上の木製筋違がとりつく場合 |
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[状況] プラン図および筋違の入力状況により判断できるものは「T1」「T2」「T3」と自動判定しますが、間取りだけでは判断できないケースは「※」となります。 |
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[対処] | |||||||
① | 壁量チェック接合部検討画面において、当該箇所の通し柱を要素選択した上で右クリックし、「接合部金物編集」を選択。 | ||||||
② | 接合部金物編集ダイアログが表示されるので、通し柱の記号を「※」から「T1」「T2」「T3」のいずれかに変更し、OKをクリック。 ※どの接合部タイプを選択するかは、胴差・横架材の配置状況を踏まえてご判断ください。 |
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